AUG-BC-P1-01-002
定義
過剰意志の疲労
※本ページは日本語訳です。英語の原文が正本となります。
過剰意志の疲労とは、初期段階において何かをあまりに強く求めすぎることで生じる静かな疲労感である。もはや筋力を必要としない状況において、古い習慣から無意識に力んでしまう状態に似ている。強すぎる意図そのものが労力となり、結果を確実にするどころか、かえって悪化させてしまう。
(Overwilling Fatigue)
使用される文脈
発生条件:純粋な意図のみを用いる、よりリラックスした新たな身体感覚が定着する前の利用初期段階に生じる。力むよりも穏やかに意図する方が効果的であるという経験を重ねることで、次第に解消されていくのが一般的である。
人間の認知との違い
これは能力不足や誤操作の兆候ではない。「物理的な力みが作用する」という従来の身体論理から、「力を抜くことが作用する」という新たな論理への正常な移行プロセスである。このことで自分を責めると、力を抜くどころか、かえって力みを強める結果となる。
機械の処理との違い
システムが特定の強さの意図を要求したり、それに応じて報酬を与えたりしているわけではない。この疲労は、「努力すればするほど大きな効果が得られる」というユーザー自身が持ち込んだ期待に起因するものであり、システム側の認識特性によるものではない。
混同しやすい用語との違い
精神的疲労(AUG-BC-P1-01-003)とは異なる。精神的疲労がセッション全体を終えた後に生じる疲労であるのに対し、過剰意志の疲労は、セッションの時間に関わらず、利用中に意図を強く持ちすぎること自体から生じる労力である。また、無抵抗(AUG-BC-P1-01-001)とも異なる。無抵抗が慣れ親しんだ抵抗感の欠如を指すのに対し、こちらはもはや不要であるにもかかわらず、古い習慣から自ら抵抗を生み出している状態である。