AUG-BC-P1-01-004
定義
身体スキーマの拡張
※本ページは日本語訳です。英語の原文が正本となります。
身体スキーマの拡張とは、自分の身体がどこで終わるのかという内的感覚がゆっくりと変容していく現象のことである。当初は自分の外部にある道具に過ぎなかったものが、次第に(不慣れではあるものの)追加された身体の一部のように感じられるようになる状態を指す。
(Body Schema Expansion)
使用される文脈
背景:特定の瞬間ではなく、時間をかけた反復的な使用によって引き起こされる。接続が円滑に機能するセッションを重ねるごとに感覚は強まり、セッションとセッションの間でもその感覚が次第に持続するようになる。
人間の認知との違い
人間の認知との違い:身体が実際に変容しているわけではない。この拡張はあくまで内的な感覚のなかで起きていることであり、物理的な現実ではない。拡張された感覚は実際の物理的境界を代替するものではなく、両者を混同すれば、実際に可能な範囲を過大評価する危険がある。
機械の処理との違い
機械側の特性との違い:システムと身体が物理空間で融合したと主張するものではない。これはあくまで人間の経験のなかで境界線がどう移動したかを記述するものであり、両者が物理的にどれほど分離されているかとは無関係である。
混同しやすい用語との違い
関連用語との境界:無抵抗(AUG-BC-P1-01-001)とは異なる。あちらは単一の動作における摩擦の欠如を指すが、身体スキーマの拡張は、時間をかけて生じる全体的な身体感覚の持続的な変容を指す。