AUG-N13-02

定義

一挙動の万能感

※本ページは日本語訳です。英語の原文が正本となります。

一挙動の万能感とは、一度の指示で多数のAIアシスタントやロボットが一斉に、しかも足並みを揃えて動く際に湧き上がる、規模と力の感覚のことである。これは単一のアシスタントを操作する感覚をはるかに凌駕する。

(Beckon Might)

使用される文脈

背景:自らの単一のコマンドに対し、多数の要素が調和の取れた集団的反応を示すことが引き金となる。特にその同時性が肉眼で確認できる場合に強く感じられる。この感覚は応答する対象の数に比例して増大し、コマンド自体の重要度には依存しない。

人間の認知との違い

人間の認知との違い:実際の統制力が比例して向上しているわけではない。この感覚は影響の広がりを測定しているだけであり、深さを測るものではない。したがって、壮大な指揮に見えても、その実態は表面的な理解に基づく危ういものである可能性がある。

機械の処理との違い

機械側の特性との違い:集団がユーザーの身体の一部のように服従していることを意味するわけではない。システムはユーザーの意志ではなく、設定されたルールに従っているに過ぎない。その調和は構築されたものであり、システム自身が感知しているものではない。

混同しやすい用語との違い

関連用語との境界:秩序の安堵(AUG-N13-07)とは異なる。あちらは秩序が自律的に形成され、その光景に対して心地よさを覚えるものである。対してこちらは、自らの指示を起点として動きが生じ、自らの影響力に対して快感を覚えるものである。また、手放しの戦慄(AUG-N13-01)の対極ではなく、隣接する概念である。どちらも同じ操作の支点で発生し、前者は指示を与える瞬間に、後者は統制を手放す瞬間に生じる。